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謹賀新年

みなさん、 新年明けましておめでとうございます。

みなさんは、どのような元旦をお迎えになりましたか? 僕は、今回いろいろなことが重なり、父と二人だけで新年を迎えました。 これも何かしら象徴的な出来事のように感じています。

一眠りして朝が来て、地元の田んぼの真ん中で 満月の入りと初日の出を拝みました。 人生で初めて、もしかすると最初で最後の光景かもしれないなと思いました。

それから、笠間稲荷へと車を走らせ、 いつもの『きむらや』で天丼とそばを食べてから、 お稲荷さんで初詣しました。 おみくじ、大吉。 実は昨年、『凶』を引いたので、 今回の大吉、なかなか感慨深いものがありました(笑) それでも一歩一歩謙虚に進んでまいりたいと思います。

実は昨年、本厄の年でした。 2009年は、コラボレーション、人とのつながりの力を実感した一年でした。 たくさんの方々のお声かけのおかげで、とても充実した時間を与えていただきました。 本厄を無事、こうして充実して過ごせたのは本当にみなさんのおかげです。 ありがとうございます。

まだまだみなさんのご期待に十分応え切れていないことを重々感じながら まだ後厄もありますし、 旧暦だとまだあと1ヶ月ほど年明けしていないので、 慎重にゆっくりと2010年をスタートしていきたいと思っています。

2000年代を終えて、2010年代のスタートとしても、 2000年代を振り返ると、 2000年代は激動の挑戦と変化の時代でした。

年初めのご挨拶にかかわらず 昨年の振り返りになって申し訳有りません(汗)

2000年代前中期は、 僕の『20世紀』が崩壊して途方にくれながらも、 人が生きていることの根源的な尊さを とてもとても深く深く知るための時間となりました。 それは絶望や哀しみの奥の奥まで降りていく時間でした。

そのおかげで僕は深く深く暗い洞窟の奥深く下にある 水のあるところに辿り着いたのです。 僕は生涯、この水辺を離れることはないでしょう。

さて2000年代後期、本当にたくさんの方々に助けていただきました。 振り返りながら、全員とは行きませんが、 僕とコラボレーションしてくれた主な方々を紹介させてください。

まずプロセスワークの僕のアドバイザーであり、 兄貴分でもあるたけさん(桐山岳大さん)の指導と支えのおかげで ファシリテーターとしてずいぶん成長させていただきました。
★たけさん・参考:http://www.processfacilitation.net/trainer.html

そして僕の友人であるひでかさん(本田秀佳さん)が、 『隠れファシリテーション講座』の立ち上げで とても勇気付けてくれただけでなく、 場所取りなどのオーガナイズを手伝ってくださいました。

東京での『隠れファシ』には、 ブンブンさん、nashさんはじめ、 多くの方々が協力してくださいました。
★ブンブンさん:http://zaemon.blog3.fc2.com/

初めてコラボレーションしてくれたのは、 オーストラリアのワールドワークで知り合って以来、 友人である 村松康太郎さん、村松知子さんのお二人。 一緒に関西での『隠れファシリテーション講座』を主催してくださいました。 それをきっかけに関西での活動が始まりました。 今関わっている未来像の多くの刺激を彼らとの時間の中で響き合って出てきました。
★康太郎さん・知子さん・参考:http://www.pccj.net/community/

その後、コミュニティファシリテーション研究所を発足させて 『隠れファシ』から発展して、認定プログラムを始めました。

認定プログラムに参加してくれた ayakoさん(ミュージシャン)と 先ほどの康太郎さん、知子さんを通じて エコビレッジデザイン教育 につながっていきました。 講師+参加者の全体サポートを担当して たくさんの参加者、講師の方々から示唆を受けるものがたくさんありました。
★エコビレッジデザインエデュケーション:http://www.ede-japan.org/intro

★ayakoさん:http://fromayako.exblog.jp/
★ayakoさん・音楽”blue”: http://www.five-d.co.jp/HaLo/blue.html
“yellow”: http://www.five-d.co.jp/HaLo/yellow/index.html

コミュファシ始めてから初めてファシリテーターとしてワークショップを コラボレーションしてくれたのが、コーチゃん。 『持続可能な組織と個人』というテーマで行いました。 彼の参加者を大切にする念入りな仕事ぶりから学ぶものが多かったです。
★コーチゃん:http://konoms.blog10.fc2.com/

柏で僕をずっと応援してくれている河辺節子さんを通じて 介護福祉士のみなさんとの研修というステキな機会に出会いました。
★河辺さん・参考:http://yuminn.net/

その後、やはり僕の友人のペロちゃん がいるbiopio をきっかけに パタゴニアのツール会議 に講師で参加させていただき、 多くのステキな方々と出会いました。
http://biopio.com/patagonia_too/
ビジネスや環境保護に関わる方々との話し合いもとても深まっていき、 ワークショップの実践としてとても得るものが多い機会となりました。
★パタゴニア:http://www.patagonia.com/web/jp/patagonia.go?slc=jp_JP&sct=JP&assetid=16778
★BIOPIO:http://biopio.com/
★ペロちゃん:http://perota.wordpress.com/

僕の2000年代後半を費やした『水戸教育フォーラム』の 『市民会議』の理念に強く共感してくれた 社会福祉関連のネモさん と直接お会いしていろいろ話し合い、 福祉とファシリテーションについての研修を企画してくださいました。
http://pwmito.exblog.jp/3262532/

そうこうしているうちに、認定プログラムに参加してくれた あぜさん、Mikaさん がつないでくれた、 たまちゃん(珠帆美汐さん) が僕を北海道に呼びたいと声をかけてくださった。 そうして生まれたのが、『ちきゅぼー』。(「なんじゃ?ちきゅぼー?」という方は以下を) 名付け親は事務局 のリサさん。
★ちきゅぼー合宿:http://comfaci.com/04/090417vivalavida/
他にもいろんな方が関わってくださり、 とても深い対話の場が生まれました。
★あぜさん・Mikaさん:http://aitomomosha.com/
★たまちゃん:http://tamahomishio.blog69.fc2.com/

このちきゅぼーの企画あたりから 人との間で自然発生してくる力を現実化するところまで どうファシリテーションするか興味が湧き、 意識的に探求し始めました。

いろんな方からの呼びかけ、僕の反応、 そして相互に起こっていることから生成されてくる何か。 この何かの存在を意識的に扱っていくのです。

春から夏にかけてだんだんこのことが加速してきました。

大阪で講座に来てくれてからいろんなイベントの協力をしてくれていた 梅ちゃん(梅山晃佑さん)がちきゅぼーと同じころ コミュファシの大阪の活動でのコラボパートナーになってくれました。 若い彼のバイタリティ溢れるセンスでいろんなおもしろい企画が生まれました。
★梅ちゃん:http://taikutsu.main.jp/2joe.php

友部に遊びに来てくれる友達も増えてくる中、 最近アツくコラボしているふたこさん(二子渉さん)と何かやろうかという話になり、 『対談』に始まり、『セミナー』そして『自然の中でのとことん対話合宿』と ドンドン展開しています。
★ふたこさん:http://www.geocities.jp/processworkwf/

コミュニティファシリテーター認定プログラムの二期生でもあるやえごんが 個人の変容に焦点を当てたワークショップを岩手で企画してくれました。
http://comfaci.com/22/1009iwate/
初めての東北地方での開催です。 実は個人の変容に焦点を当てたワークショップは、 これまで認定プログラム以外でやってこなかったので そういった意味でも初企画です。

こうして僕は2000年代を超えて2010年代に突入したわけです。 2009年、人のつながりの力のおかげ、と最初に書きましたが、 このとおり実際には2000年代、 コラボレーションが僕を導いてくれたと言っても過言ではありません。

コラボレーションとは言えないかもしれないけれど、 認定プログラムの一期生だったはっちゃくさん(赤塚丈彦さん)には コミュニティファシリテーション研究所の組織について 本当に力になってもらっています。 最近、僕の方が動いていないから活動していないけど(苦笑)
★はっちゃくさん・参考:http://www.dream-launcher.co.jp/coach/coach.html#akatuka

またちきゅぼーの参加者だったくじらちゃんとSKYちゃんは、 誰にでもわかるコミュファシの本のために辛抱強く僕と関わってくれています。 本当に感謝です。
★くじらちゃん:http://moana.cocolog-nifty.com/blog/

このように企画で中心的に関わってくれた方々だけでなく 僕を支えてくれた方は他にももっともっとたくさんいます。

どうして僕らは出会って、何かを感じ、何かを共有するのでしょう? 僕はコラボレーションに何かそれらを探求するヒントがあるように感じています。

僕とみなさんとこれから何か生まれてくるのか、生まれてこないのか、わかりませんが、 人と人との間に生じてくることに僕は大いに関心があるし、 そうして生じてくることに意味深いものがあるようにも感じています。

なので、僕に何か感じるところがあったら、気軽にお声かけください。 そこから何か始まるか、始まらないか、一緒に見てみましょう!

2010年代はどんな時代になるのでしょう。

今、自分の中にある言葉は、『再興』です。 僕は、2000年代を生きるために 20世紀に置いてきたものもあったようです。 それらを取り戻しながら、 2000年代に大きく進みだしたものを統合させて 新しくも懐かしい感覚で2010年代を走り抜けてみたいです。

具体的(かな?笑)には僕は、 ずっと心に掲げてきた『世界平和』について 2010年より明確に動き出します。

みなさんは『世界平和』と聞いて何をイメージしますか?

僕はなんとなく人という存在の外郭以外のところに 平和が存在しているようにイメージします。 だから、目に見えないところにあるので、 それは僕らの心の内側だったり、 人と人との間だったり、 何かと何かの間だったり、 そんなそこらじゅうにあるように思います。

『世界平和』というのは、そういった全体に意識を向けて よく心の眼(感性)でとらえ、意識的に生きる(選ぶ)ことだと思います。 そして、それが僕の言葉では、 コミュニティファシリテーションなのです。

僕に何が与えられているのでしょうか? 僕以上にみなさんが気づいているでしょう。 僕が適切にそれを使えていないとしたら、ぜひ教えてください。

僕にはみなさんに与えられているものが見えます。 遠慮なく尋ねてください。 僕らは自分以外に気づきやすいようにできているのですから。

こうして僕らが与えられたものを十分活用すれば、 僕らの『世界平和は難しいことじゃありません。 2010年代、いい時代にしましょう! 必ずうまくいきますから!

これまで本当にありがとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。

廣水乃生

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Category: コミュファシコラム

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