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プログラムの目的

認定プログラムの目的

近年『サステイナブル』という言葉が叫ばれるようになり、ひさしくなりました。それは未来への不安が大きくなっていることの反動ともいえます。私たちは、それだけ大きな問題に直面しているともいえるのでしょう。

どのような問題に取り組むとしても、人と人との意思決定とその営みとしてそれは行われます。賛成する者がいれば、反対する者もいます。誰かを無視すれば、いつかは紛糾し、テロリズムに発展しかねません。 もはや人と人とがわかり合うことを避けて持続可能も何もありません。誰かだけが持続可能でも成り立たない時代なのです。そんな時代を乗り越えていく視点と手法が、コミュニティ・ファシリテーションです。そしてそのコミュニティ・ファシリテーションの肝が、エルダーシップです。エルダーシップとは、『多様性・全体性・持続可能性』を尊重する態度です。

コミュニティ・ファシリテーターはエルダーシップをもったファシリテーターです。そしてコミュニティ・ファシリテーターはエルダーシップをもったコミュニティづくりをお手伝いします。

この認定プログラムは、あらゆる葛藤に勇気をもって取り組み『多様性・全体性・持続可能性』を尊重するコミュニティ・ファシリテーターの育成として、自己・人と人・グループという重なり合う複雑な状況を捉える理論を体験・実践を通して学ぶことで、あらゆる場面に活用できるコミュニティ・ファシリテーションの実践的なスキルの習得を目指します。

認定プログラムの目的

認定プログラムは4段階のレベルがあり、各レベルは段階的に3つの力を養成するよう構成されています。

認定プログラムのレベル

  • レベル1:ベーシックコース
  • レベル2:アプリケーションコース
  • レベル3:リーダーシップコース
  • レベル4:ファカルティコース (講師育成コース)

各レベルでコミュニティ・ファシリテーターに求められる3つの力:『自己成長する力』,『人間関係に取り組む力』、そして『組織・コミュニティを育てていく力』をトータルに身につけることを目指していきます。 3つの求められる力は、下記の表のように各レベルで達成目標が設定されています。認定プログラムでは、その目標まで到達できたとき各レベルで認定を行います。それは、レベル認定することで、コミュニティ・ファシリテーターとして何をどこまでできるかが明確になり、仕事を依頼される場合においても、チームとして協同する場合においても取り組みやすくなるためです。

各レベルの達成目標

3つの力 自己成長する力 人間関係に取り組む力 コミュニティを育てる力
レベル1
(ベーシック)
  • 自分の傾向を見立てることができる。
  • 短期的な自分の問題をファシリテートできる。
  • 自分の人間関係での傾向を見立てることができる。
  • 組織・グループの状態を見立てることができる。
  • プロセス・アプローチの場を進行できる。
  • レベル2
    (アプリケーション)
  • 短期的な自分の問題をファシリテートできる。
  • 自分以外の2人の人間関係のファシリテートができる。
  • プロセス・アプローチの場でファシリテートできる。
  • 組織・グループにプロセス・アプローチを応用してファシリテートできる。
  • レベル3
    (リーダーシップ)
  • 長期的な自分の問題をファシリテートできる。
  • 自分と誰かとの関係を関係性の当事者としてファシリテートできる。
  • 組織・グループにプロセス・アプローチを応用してファシリテートできる。
  • レベル4
    (ファカルティ)
  • 個人の問題をファシリテートできる。
  • 関係性のファシリテーションの教育分析ができる。
  • プロセス・アプローチを活かした組織運営やコミュニティ形成を研究出来る。


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