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プロセスワークとコミュニティ・ファシリテーション

あらゆる問題は「秘めた可能性」

コミュニティ・ファシリテーションはプロセスワーク(プロセス指向心理学)のパラダイムやスキルをベースにしています。 プロセスワークはユング派の心理分析家であり理論物理学者であるアーノルド・ミンデルが提唱した心理学で、ユングが夢を「ひとの秘めた可能性が眠っているもの」と考えたように、ミンデルは病気などに現れる身体症状や人と人の間に起こる問題を「秘めた可能性」と考え、それを探究する方法を確立してきました。


求められる日本での応用実践研究

プロセスワークはシャーマニズムやタオイズム、システムシンキングやゲーム理論、量子物理学などあらゆる学問の統合理論的な側面があり、その応用できる領域は限りなく広がっています。しかし、日本では心理学の領域を中心に広がってきた経緯もあり、日常生活における一般的なミーティングの場や企業間の対立仲介、親子関係の改善など、私たちの身のまわりにあるあらゆる状況に取り組む具体的な方法論としては十分実践研究がなされていない実情もあります。欧米文化の中で育まれてきたプロセスワークを日本文化の中で応用していくためには、これからさまざまな領域での応用実践研究がさかんに行われていく必要があるでしょう。


プロセスワーク+日本文化+実践研究・開発=コミュニティファシリテーション

プロセスワークはあらゆる状況に応用可能な、非常に有効なツールと当研究所では考えており、日本文化の中で使える、例えばブレーンストーミングのように、誰にでも理解でき活用できる具体的な方法論として確立することを目指しております。そのためにプロセスワークを基礎とする実践的な手法『コミュニティ・ファシリテーション』として実践研究・開発を行っています。

『コミュニティ・ファシリテーション』は、プロセスワークを心理学としてカウンセリングや臨床心理だけのツールにとどまらず、この日本の私たちの生活の中で活用できるように、わかりやすく落とし込んだものと言えます。


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