メッセージ:認定プログラム修了生が語る「プログラムに参加して」
認定プログラムの修了生からのメッセージです。
(メッセージは今後随時掲載していきます。)
☆CFCP/BC 第1期: 2007年~2008年(1年間)
☆CFCP/BC 第2期: 2009年~2010年(1年間)
★川添 香(CFCP/BC 第2期生)★
KAO Coaching Space 代表
米国CTI認定プロフェショナル・コーアクティブ・コーチ
CRRグローバル認定システムコーチ
社会保険労務士
「コミュニティ・ファシリテーター認定プログラムに参加して」
私がコミュファシに参加したのは2009年から2010年にかけての1年間です。コーチとしてスタートして3年目ほどの頃ですが、それまでにも増して濃厚な1年だったと思います。
コースの中で起こることは全てプロセスで、それとずいぶん向き合いました。それは自分と向き合うことでもあり、正直キツかったというのが実感です。しかし、ノリさん自身がいつも自分をさらけ出してプロセスと向き合うのを見て、ずいぶん勇気をもらいました。
インナーワークでは、ノリさんにサポートしてもらいながら自分のエッジと向き合うということもしました。これは意外に楽しい作業で、一番思い出すのはこのシーンかもしれません。
プログラムの目的として「エルダーシップ(長老的あり方)を育てる」というのがありますが、私はそれにとても共感しました。コミュニファシの1年は自分の中にエルダーシップを育てる1年だったといっても過言ではないと思います。場を全体的に見る力や場とつながる力が養われたと思います。
もう一つ、ノリさんが折々言っていた「隠れファシリ」というのが私は気に入っています。その人がいるだけで街角の対立がなんとなく解消するっていいと思いませんか(笑)
現在は組織関係の仕事を主にしていますが、コミュニファシで経験したことがベースになっているのは間違いないと思っています。
★平方 亜弥子(CFCP/BC 第1期生)★
Halo Inc. 代表
私は、911に大きなショックを受け、自分自身がテロの原因を作った一人であるという風に感じるようになってしまい、苦しい時期を過ごしていた。そんな精神状態から抜け出すため、自然農、パーマカルチャー、エコビレッジというものを学び、暮らしをシフトする方向で、どんどん変化させてきたけれど、自分だけ変わってもどうしようもないのではないか…という気もしていた。
一方、ローカルで、より密な人間関係を結ぶときに深いコミュニケーションは絶対に必要だと思って、コミュニティファシリテーション認定プログラムを受講することにした。
プロセスワークをベースにしたファシリテーションを学ぶということは全く未知の世界だった。自分が何を怖がっていて尻込みしているのか、ときに見せつけられるのは辛いことでもあったけれど、自覚することによって拓けてくる景色もあった。また、その場における役割という考え方は、特に対立する状況が起こった時に、その場を見る新たな視点を与えてくれたし、私の中で起こることが世界とつながっているという見方にも広がって、自分が変化することに希望を見出すこともできた。
内面をさらけ出して濃密に付き合ったプログラム受講生の仲間とは、深い結び付きを得て、数年たった今でも、中にはほとんど会っていない人もいるけれど、通じる何かを感じながら暮らしている。
普段の暮らしの中で、学んだファシリテーションスキルが生かされている、とは私の場合言えないけれど、受講前より「自覚」は高まっているんじゃないかな。そして、テクニックではなく私自身の「あり方」を生かせたらいいなと、仕事だけでなく、子育てと畑仕事、地域の小さな集まりを主宰しながら思っているところ。
★コウノ ミサ(CFCP/BC 第1期生)★
ヒーリングサロンあまてらす主宰
オーラソーマプラクティショナー
私にとってのコースの一番の魅力は、のりさんの在り方です。自分の中の色んな自分に気付いているし、それを見せていける。隠すところや、~~でなければ、というところがとても少ないのです。ファシリテーターとして、その姿勢は学ぶ所がいっぱいありました。
自分を良く見せたい、正解を言わなければ、立派でないと人は注目しないし話を聞かないのだから、前に立つからにはしっかりしなければ。そういう私の思い込みをどんどん壊してくれました。お陰で、今は前に立っていてもすごく素直にいられるし、参加者に対しても色んな価値観を受け入れる幅ができたと思います。講座の展開にしても、流れに身を任せる胆力がついたと思います。
また、一緒に受講する仲間も素敵でした。ちゃんとエッセンスレベルまで対話をすすめてくれる仲間がいる、というのは、すごく暖かかったし、癒される経験でした。
憑依体質なところがあるので、場の声なのか、自分の声なのか、自分は本当はどう思っているのか、そういったことがわからなくなることが多かったので、そこは正直きつかったです。体力があること、周りとの健全な境界線を引けることが大切だと痛感したので、同じような癖のある方は気をつけて無理をしないように。その体験を含めても、すごく価値のあるコースです。
★河野 雅(CFCP/BC 第1期生)★
所属:GLOW SPACE代表 http://www.glowspace.jp/
ライフコーチ、ワークショップリーター、研修トレーナー。
このプログラムで得たものを一言であらわすと、「幅がひろがった」ですねー。ファシリテーターのノリさんのあり方は自分にとってめっちゃ刺激的でした。その場に起きてることや人を裁かず、評価判断なく受け止める、というノンジャッジメントの姿勢。自分自身、ノリさんのあり方を学び、受講前と比べると確実に以前よりこのスタンスが増えたと思います。
あとは、一緒に学んだ仲間が最高でした。個性あふれる、奇妙奇天烈?な仲間たちの生き様から、ぎょうさん刺激をもらって、自分の色んな面にOKを出せました。
さらに、具体的なスキルとしては、人が複数集まる「場」の見方として、プロセスワークの様々なフレームを体験を通じて学べました。今でも学んだ知恵は会議や研修やワークショップで活用してます。
人を受け止める幅。自分自身の幅。場を見る際の幅。お陰で色んな幅が広がりました(^^)
あなたがもし興味をお持ちなら、迷わずGO!と言いたいです(笑
★佐藤 扶由夫(CFCP/BC 第2期生)★
CRRジャパンファカルティ
このプログラムでは、プロセスワークの視点から場を見立て介入するための理論と実践を体験を通じて学ぶことができます。自分は今プロセスワークを大きな源流として持つシステム・コーチング™(ORSC™)をやっていますが、これを行っていく上でこのプログラムを受講したことが土台になっています。
と同時にこのプログラムの最大の魅力は「廣水乃生」というファシリテーターのあり方を目の前で見て、体験できることだと思います。ノリさんの「グループ」への拘りと愛情は半端ありません。このあり方がグループのメンバーに「この場なら安心して腹の底を出せる」と感じさせるんじゃないでしょうか。(時に出し過ぎて場外乱闘もありましたが(笑))ここがないとどんな介入スキルも見立ても上滑りするんだと思います。
そして、ファシリテーターはタフじゃないとやっていけないなぁと思わせてくれたのもそのノリさんの姿です。決してみんながノリさんになる必要もないと思いますが、ノリさんの姿を見ることで自分はどんな風に場と関わりたいのか、自問させられたのも事実です。そんな風に丸ごとで参加したい皆さんにオススメしたい講座だと思います。(あれ?これ推薦文になっているのかしら・・・(苦笑))